「女のためのSeXと愛のマニュアル」其の十七 単品料理をフルコースの官能にする
(小説編) 女は、寂しくて仕方がなかった。
抱かれているときは、激しく感じたし、心も満たされた。ブログ発の本『トゥルーSeX』
けれども、ホテルを出たとたんに、愛が見えなくなるようで仕方がなかったのだ。
それは、けっして彼氏が悪いのではなかった。
だって、彼氏はとても優しくて、自分を大切にしてくれた。だから愛撫もていねいで、二時間かけて前戯をして、それからやっと自分が発射して終わる、そういうことも珍しくなかったのだ。
だから、最高に感じて、たっぷり愛された、そのつもりなのに……。
それでも寂しくなる自分って、ワガママなのだろうか――そう思って、少し悩んでしまう。
友達に、そのことを打ち明けたら、「あなたって贅沢すぎる!」と言われてしまった。
たしかにそうかも知れないと思う。ベッドの上で、あれだけ愛されておいて、それでも寂しくなってしまうのだから。
一人きりになると、つい、Hなことを考えてしまって、知らないうちにオナニーをしている自分。ちょっとだけのつもりが、何度も何度も自分を可愛がって、疲れてそのまま眠ってしまうこともよくあった。
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