SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の二十五『体位二・虎歩』

 奥義としての九つの体位『九法』の、二つめは『虎歩』(こほ)です。女がリードする愛し方『猫(マオ)セックス』

 九法には、動物の形態を真似た名前が付けられていますが、今回は『虎歩』つまり、虎の歩き方ということですが、これは男性の形であって、体位的には「バック」ということです。

 バックは、四足の哺乳動物に共通の体位ですから、もっとも野性的、本能的な体位ということになるでしょうか。

 ここでも、単なる快楽のためではなく、健康であるための秘技として解説されています。とはいえ、これら九つの体位については、男性主体、男性の快感と健康を軸にしているように読めます。

 さて、虎歩の具体的説明です。

 女を伏せて、尻を高く仰がせます。

 女は顔を伏せて、男は女の後ろに跪(ひざまず)きます。そうして女の腹を抱くようにして、挿入します。

Img_2964_1  ヴァギナの中心部まで深く突き刺すようにして、できるだけ膣とペニスが密着するようにします。

 深く入れては浅くするを五八回行えば、自然にオルガスムスに到達するでしょう。

 この深く浅くですが、原書では「進退相せまり」と表現されています。男性目線でペニスの動きを表現すれば、たしかに「進めて退く」となるのでしょう。

 なお、医心方の基本理念からして、この進退がけっして「激しくて速いのがいい」と云っているわけではないのです。

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の二十四『体位一・龍飜』

 いよいよ、『医心方・房内編』も、奥義の解釈です。女がリードする愛し方『猫(マオ)セックス』

 ここより、さらに具体的になり、体位の実際が説かれます。

 体位には九つあるとして、これを『九法』といいます。

『九法』は、秘中のなかの秘として、神秘的な扱いがなされています。いやらしさを微塵も見せぬ書き方がされているわけです。

 あくまで医学書としての権威を保ち、ただ快楽のためではなく、健康であるためにセックスをするのだと一貫して説いているのです。

 九法には、動物の形態を真似た名前が付けられています。

 第一の法は『龍飜(りゅうはん)』です。

 飜は翻であって、二匹の龍が翻(ひるがえ)っている形という意味です。

 ムーディなネーミングですが、現代で言うところの正常位です。神秘性といい、ムーディなネーミングといい、古代の人間の悠長さに多少でもあやかりたいものです。

 さて、この龍飜の実際はいかなるものでしょうか?

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の二十三『女の九気5』

 女は、内臓を含めたカラダの全て「九気」で感じて、それでオルガスムスに達するのだと、説いているのが「古代の医学書『医心方・房内編』です。女がリードする愛し方『猫(マオ)セックス』

 今まで、肺気、心気、脾気、腎気、について解釈してきました。

Img_1235_1   東洋医学では、「肝・心・脾・肺・腎」の五臓と、この五臓が作る体の構成物として「筋肉・血・肉・皮・骨」があるとします。女の官能を、これらの器官や構造物にあてはめたのが『九気』ということなのですが、実際に医心方で説明されている「気」を数えてみると、じつは「八気」ということで、ひとつ不足してしまうのです。

 先までの過程で女は、オルガスムスにあり「もっと、もっと」と快感世界を泳いでいるわけですが――

 それに続く、四気(の官能のステップ)とはいかなるものか、一気に解釈してみましょう。

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日本最古の性典『医心方』大研究・其の二十二 『女の九気4・腎気』

 女は、カラダの全てでイクのだ。そしてカラダの全てでイクには、到達する九つのステッがある。そう説いているのが、古代の医学書『医心方・房内編』です。女がリードする愛し方『猫(マオ)セックス』

 さて、前回では、脾気について解釈しました。

「脾気に至る」とは、脾(消化器全体)が興奮するまでイクことであって、女はこのとき最初のオルガスムスに達し、男によがりつくような状態にあります。

 女のオルガスムスは、一回イッたらそれで終り、というものではありません。女のオルガスムス世界は奥が深く、宇宙ほどにも無限であり、キリがないものです。

ですから最初のオルガスムスは、単に「オルガスムス世界の門扉を開けた」にすぎないのです。

 では、無限大のオルガスムス世界に入った女の次の段階とは、どのようなものでしょう?

 女は、快感をもっと深め、次で「腎気」に至ります。

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日刊ゲンダイにるりはが登場しました「ヰタ・セクスアリス」

日刊ゲンダイのインタビュー記事のコピーです。

取材&撮影は7月13日、池袋で行われました。とってもムシムシした暑い日でした。

レトロな喫茶店で、和気あいあいと楽しいお時間をすごしました。

じつは……日刊ゲンダイという夕刊誌を手にしたのは今回が初めてで……スポーツ記事はともかく、他はオヤヂが好きそうなシモネタばかりで……(°Д°)ζζでした

とはいえ、るりはの記事は、綺麗に画面を構成していただいたようで、編集さん、記者さん、カメラマンさんにはm(_ _)mペコリですheart

画面をクリックすると拡大しますので、それで記事が読めます。

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今回のゲンダイで紹介いただいた本です↓

猫セックス――女性がリードする愛し方、愛され方

著者:岩崎 るりは

猫セックス――女性がリードする愛し方、愛され方

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・二十一『女の九気3(脾気)』

 女が到達するには、九つのステップがあり、この九つのステップを通して、カラダの全てで官能する、そう説いているのが、古代の医学書『医心方・房内編』です。女がリードする愛し方『猫(マオ)セックス』

Img_1235_1  前回お話したように、第一段階では呼吸が荒くなり、肺が興奮する――これを「肺気」に至るといいます。

そして第二段階では、心臓と心が興奮する――これを「心気」に至るといいます。

 心気に至って、オルガスムスの入り口に至った女は、次にどんな反応を見せるのでしょうか?

 次には、女は興奮あまって、男に抱きついて離れなくなるだろう――これを「脾気」に至るといいます。

 つまり、「脾気」に至るとは、軽いオルガスムスに達して、快感の海の中を泳いでいる状態ということでしょう。

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の二十 『女の九気2』

 女は、カラダの全てで官能するのだ。女は、決してヴァギナだけで到達するのではない。内臓を含めたカラダの全て「九気」で、女をイカせなければならない、そう説いているのが古代の性典『医心方・房内編』です。『猫(マオ)セックス』

 前回にお話しましたように、女が官能すると、その第一段階として、呼吸が深く荒くなるなど、肺が興奮状態に至ります――これを「肺気」に至るといいます。

 では、次の段階として、女はどのような官能をみせるのでしょう?

 次なる官能のステップは「心気」です。

 息を荒げるなど肺気に至った女は、次に動悸を激しくして、さらには喘ぎ声を出して、接吻してくるだろう――これを「心気」に至ると言います。

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の十九 『女の九気』とは?

男がオルガスムスに達するまでには『四至』がある。この『四至』を経て達せば、セックスは健康にプラスなる――と、先でお話ししました。

ならば、女が到達するには?

女がオルガスムスに達するには『九気』がある――と、古代の医学書『医心方・房内編』では説いています。

では、『九気』とはいったい? 

女がオルガスムスに達するまでに、九種の官能があるということです。

中国医学(漢方)では、内臓を「肝・心・脾・肺・腎」の五臓として、この五臓が作る体の構成物として「筋肉・血・肉・皮・骨」があるとします。これらの体の器官や構造物に、女の官能を当てはめたのが『九気』であるわけです。

つまり、女は決してヴァギナだけで官能して到達するのではない。内臓を含めた肉体の全て『九気』で感じて、それでオルガスムスに達する――そう説いているわけです。

では、九気とは具体的に?

最初の「気」として、女は息を荒くするだろう。

これは「肺気」に至ったからだ。

つまり女は、セックスによって、まず肺が興奮する――呼吸数が増え、同時に呼吸気量も増えるのだ。

女の肉体は、けっしてヴァギナから興奮するのではない……そう説いているのです。

長くなるので、この続きは、また次回に!

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↓るりはの初の翻訳本になりましたshine \(≧▽≦)丿

猫セックス――女性がリードする愛し方、愛され方

著者:岩崎 るりは

猫セックス――女性がリードする愛し方、愛され方

restaurantるりはの料理の特集記事です↓山で極楽ランチ!

アルプス登山ガイド―北アルプス/中央アルプス/南アルプス〈2009全面改訂版〉 (山と高原地図PLUS)

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ブログ再開します!&るりはの翻訳本が出ます!

お待たせしました!  

長らくお休みしてしまいました。

わけあって、本ブログ再開しますshine

過去ブログのほとんどを閉鎖しました、すみません。いろいろ心境の変化があり、また、本来の猫研究の執筆に追われる毎日で、更新もできずに……今春になって、過去記事のほとんどを閉鎖しました。過去を整理したい気分だったのかも!(゚◇゚oi)

それから『猫(マオ)セックス』の読者さんのための写真アルバムの件、実現できないまま放置状態になり、申し訳ありません。出版社の方の意向もありで、ネット掲載を控えるしかないというのが結論でした。御理解くださいますようお願い致します。

その代わりと言うのもなんですが、先に、別の形(書籍)にして、写真をまとめて発表したいと考えています。

ブログを再開しようと決意したには、三つの理由があります。

oneに、『猫セックス』の翻訳本が出ること。

 『猫セックス』台湾へ、海外遠征することが決まりました! るりはの初翻訳本です。

twoに、日刊ゲンダイに、るりはが登場すること。

 詳細は未定ですが、「たぶん」今月31日(金)の、掲載予定です。 

 テーマは、なんと!「るりはの初体験談」です Σ(T▽T;)

 インタビュー記事&撮り下ろし写真の掲載です(写真は、ちゃんと着物をきていますので、悪しからず!)

threeっつめの理由は、心境の変化ですσ(^◇^;)。。。

 猫研究家として〆切に追われる中、セックスジャンルの仕事もぼちぼち声がかかってきて、書かずにゃおれない気持ちになったこと。

Img_9910_1_1 そして、heart01一人でも多くのファンに愛される・るりはでいたいshineそう思ったからです。

 プライベートな面でいろいろ変化があり……でも、少々、気持ちが落ち着いてみれば……何よりも作家としてたくさんのファンに愛されていたい! この境地に達したからです。

 ブログをお休みしている間、mixiで日記をUPしていました。

 mixiの日記は、恋愛物が好評で、半日で1000件の足跡をいただくなどしました。とくに人気なのが「狩人男シリーズ」sagittariusです。

 mixiをやっている方は、どうぞ覗いてみてくださいね。

 ここをクリックするとミクシィのるりはプロフへリンクします

clipブログの更新ですが、猫本の執筆に追われたままで、その上、るりはは、じつは病弱……sweat02(;_;) でも、死なない程度に元気ですから大丈夫! 週一くらいで更新したいと思います。できるだけ頑張りますので、ゆっくりお付き合いくださいね!

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猫セックス――女性がリードする愛し方、愛され方

著者:岩崎 るりは

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の十八 『男の四至・後篇』

 男が到達するまでには『四至』があり、そのステップを踏んで初めて健やかな交合ができる――そう云っているのが古代の医学書『医心房・房内編』です。新刊本!『猫(マオ)セックス』

 この、男の四至については前回に解釈しましたが――

 第一段階として、陰茎が張ってくること(怒張)

ブログ発の本『トゥルーSeX』

 第二段階として、勃起して大きくなること。

 第三段階として、堅くなること。

 第四段階として、熱くなること。

 このように『四至』を経てオルガスムスに到達するなら、健康のための行為となるのだ、そう説いていました。

 さて、この章、もうすこし解説がなされており、そこがちょっと難解なのですが、私なりに解釈してみましょう。

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の十七 『男の四至』

 女のカラダは複雑です。でも柔軟で単純なところもあり、とくに交合するさいには、言い方が悪いですが“濡れて”さえいればできてしまうのです。

 それに対して男のカラダは単純そうで、でも融通が利かない部分が多いのです。ブログ発の本『トゥルーSeX』

たとえば交合するには、勃起することが必須であって、でもそれは意志ではどうにもならない現象なのです。

 そういう男には四至がある――そう云っているのが古代の医学書『医心房・房内編』です。

 男には四至があり、女には九気がある、そう医心房は説いています。

 つまり男が勃起して至るまでには四つのステップがあり、女が官能して至るには九つのステップがあるということです。

 女の方が官能の仕方は複雑で、そしてオルガスムスに達するまで時間がかかる。

そのため男が四段階で、女が九段階である、それをきちんと指摘しているわけです。

 さて、男の四至についてですが――

 たいへんナイーブな陰茎……気持ち的には交合したいのに、でも勃起しないという場面も多い……そういうときには強制的に勃起させても交合すべきなのだろうか?

 その問いには「それはそうすべきではない」と断言しています。

 その理由は?

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の十六 『女の十動』その2

 女がオルガスムスに達するまでに、様々な反応をみせます。

 男としてみれば、女がそれぞれの反応をみせるとき、どんな気持ちになっているのか、そして本当にイッているのか、何時イッているのかが気になるところです。

 平安朝の医学書『医心方』(房内編)では、女が達するまでのカラダの反応と心理状態を、十段階にわけています。

 (更新まで、かなり間が空いてしまいましたが……)前回お話したのは、初めの五動でした。さて、今回は、後の五動について解釈しましょう。

 六、女が、男と交合(インサート)したときには、ヴァギナは疼いて、たいへん淫らな気持ちになっているものだ。

 七、(インサートしたうえで)女がカラダを横に揺すったなら、それはもっとヴァギナの奥深くまで刺激されたいからだ。

八、女がのけぞり、そして、よがりついてくるのは、官能が深まり、絶頂に近づいているからだ。

九、カラダ全体を伸ばしてつっぱるようにしたなら、それこそがオルガスムスに達しているときだ。

十、愛液が満ちてヴァギナが滑らかになったのは、女はいってしまった証拠であり、女はたしかにオルガスムスに達して満足しているのだ。

 と、このように、女が、ほんとうにイッているのかどうか判断できるよう、そして、どこが絶頂であるかがわかるよう、詳しく説明しているのです。

 女なら「たしかにその通り」と思うことでしょう。

 よくも、ここまで観察し、正確に分析したものだと思います。

 

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xmas またまた二週間ぶりの更新です。SeX本の二作目『マオ・セshineクス』は、昨夕、初校が終わったところです。一月、発売へ向けて、着々と進んでいます。読者限定のアルバムも制作中です。(本にパスワードを記載します)

cat猫学の本、猫の歴史本も、同時進行で執筆中です。(=^・^=)ファンの皆様は、春まで待っていてくださいね。

トゥルーセックス―女と男のギャップを埋める性愛の本 (SUNエンタメMOOK)

著者:岩崎 るりは★アマゾンで在庫切れのときはここから楽天ブックにリンクしてね!

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本ブログはオリジナルです、写真と文の無断転載を固く禁じます。(Photo/Furuse Model/Luliha)

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の十五 女の十動とは?

 女が絶頂に達する状態を五段階に分類したのが、五徴(兆) そして女が欲する様子を五段階に分けたのが、五欲でした。

 もっと、詳しく女を知りたいのが男の心理。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 なにしろ女は、不可解でとてもわかりにくいので困ってしまう――というので、女が欲情してから達するまでのカラダの反応と心理状態を、詳しく分けたのが今回解釈する『十動』です。

 女はSexがしたくなれば、必ずやヴァギナが疼(うず)きます。でも、素直にそれを表わすことはなく、欲望を抑えて隠そうとします。

 しかしながら、隠しても無意識のうちに現れるしぐさは抑えきれないのであって、その行動を冷静に観察すれば、女に何を求め、男何をしてやればいいかわかる、そう説いているのが『十動』です。

 女は十人十色で、欲情しても一人一人、様々なしぐさをみせるわけですが、この十動では、中でも女に共通の部分だけを抽出し、ぜったい間違いなくわかる、男のための情報を解説しています。 

 さて、その女の十動とは――

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の十四 女が達するまで――五欲

 正しい男女の交合の仕方、それを説くのは健康で長生きするため。

 Sexで健康になるためのハウツーを、『医心方』は一つ一つ詳しく説明しています。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 先に、女が絶頂に達するその様子を、五段階にわけて説きました(五兆)。

 それを受けて、今度は女が欲情する様子を、五段階にわけて説いています。これを『五欲』といいます。

 段階を経て、女が求める様子を知ることで、男にはわかりにくい女のオルガスムスを知ることができというわけです。

 さて、その五欲ですが――

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の十三 女が絶頂に達する五つの兆候

 女の絶頂はわかりにくいのです。

 だから男は、女がいっているかどうか、そればかりが気になってしまう。このことは何も現代に限ったことではなかったのです。

 平安朝の性典『医心方・房内編』でも、そのことが詳しく書かれているのですから。

 女が絶頂に達したかどうか、それを知るには?

 女の官能には、五つの兆候(五兆)、五つの欲望(五欲)、そして十種の動き(十動)きがある。それをよく観察して、オルガスムスに達するのを見極めるがいい。そう『医心方』は説いています。

 では、まず女の五兆とは?

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の十二 男の五常を見極めるべし

 男の欲望のおもむくままに、女を抱いて、それで満足する。

 それでは、ただの快楽にすぎない。男にとって、ほんとうに素晴らしいSeXとは、そういうものではないのだ。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 そう言っているのが、平安朝の医学書『医心方・房内編』です。

 そもそも男には、男根という、別人格の生き物が備わっています。ですから、心で欲するのと、男根の状態が一致するということではないわけです。

 それを具体的に、そして理詰めで説いているのが『医心方』です。

 男根の状態を説明するために、お堅い医学書らしく、人の道――道徳になぞらえています。

道徳に『仁、義、禮、智、信』があるように、男の男根が興奮する状態にも、この五種の道があると、理屈っぽくお説教しているわけです。

この男根の五種の状態を、医心方では『男の五常』と呼んでいます。

そして、男は五常の道を知り、欲望のままにするのではなく、節度をもって徳あるように行為をしなければならないと説いているのです。

 では、『男の五常』とは、いかなるものなのでしょうか?

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の十 初めてする交合の基本

 古代の医学書であり、性教育の本であった『医心方』。ここで説かれている基本は、男は漏らさず(射精せず)、女をゆっくり悦ばせて、それで精気を吸い取り、元気になろうというものです。

 とはいっても、それは経験を積んだ男にしかできないワザ。『やりたい』ばかりの初心者には、なかなか到達できないことでしょう。

『医心方』はそのことをちゃんとわきまえているのか、初めてSeXするさいのハウツーでは、射精するまでのプロセスを説明しています。

 その初体験のプロセスとは――

 女は左、男は右に座り、それから女を仰向けに寝かせる。そして足を伸ばし、股間を開かせる。男は、その上に伏せて、女の股の間にひざまずく。

 そうしたら、硬くなった男の一物を、ヴァギナの口にあてがって、思い切り弄ぶ。

 キスをして、顔を眺め、そして割れ目を眺め、クリトリスを愛撫する。ここまでくれば男も女も、かなり興奮してくるはずだ。

 ペニスでヴァギナの外側を縦に横に攻撃し、クリトリスや尿道口までも刺激する。

 ヴァギナが、それでたっぷり愛液を出したなら、それからインサートする。

(と、インサートするまでに充分時間をかけるよう説いています。そして、いよいよインサートしてからは)

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の九 正しい女のいかせ方

 正しいSeXを実践すれば、心もカラダも癒されるだろう。

 そう説いているのが、平安朝の性典『医心方』です。

 そのために、どのようにすべきか、医心方は丁寧に説明を重ねます。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 今も昔も、この手の本は、男のために書かれることがほとんどです。『医心方』も同様ですから、『女をどうやっていかせるか』という点に触れていることでは、現代の指南書と変わりがありません。

 女をいかせたければ――

『とにかく、ゆっくりと前戯をし、心とカラダをリラックスさせてから挿入しなければならない。

 乱暴に刺激するでは、女は官能しないので、とにかく、ゆっくり刺激することである。

 また、手荒な挿入の仕方も、カラダに悪いので避けなければならない。

 一日一夕、数十回、ただ交合を楽しむように、射精のないSeXをするならば、女は最高に官能するだろう』

 そこまで読めば、それこそ現代のSeXハウツー本なのですが、でも、それで終わらないのが『医心方』です。Img_3027_1

『そうして、女を官能させれば、どんな病気も治ってしまい、長生きできる』と、また健康に結び付けているわけです。

 そして、応用編とでもいうべきか、『SeXをしても、女があまり濡れないで感じない場合にはどうすべきか?』ということに説明は及んでいます。

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の八 心あるSeXで癒されるべし

 正道を知ってSeXを行うならば、男は精気に満ち、女は病を防ぐことができる。

 と――最古の性典『医心方・房内編』は、男と女に対するSeXの効能を説いています。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 今まで、SeXの効用は、おもに『健やかになり長生できる』ことにあったのですが、この章では、カラダばかりか、心への効用も説いているのです。

『正しい方法でSeXを行えば、精神安定につながり、よって人生が楽しくなり、気力も満々になるものだ』Img_4566_1

 と、精神の安定のためにも、どんどんSeXをしましょうと語っているのです。

『医心方』では、男は中で漏らさない(発射しない)のが基本です。ですので、交合の目的に、受胎は含まれていないのです。

 受胎しないSeXとなると、どうしても快楽追求のために交わる、ということになってしまいます。

 この性典では、それを戒めるように、『SeXの最終目的は、心の癒しにあるのだ』ということで、その場かぎりの快楽にしてはならないと言っています。

『心を込めてSeXをすれば、どんな時にも安らかになれて、寒くもなく暑くもなく、飽きることも飢えることもない、そんな充足した生活ができようになるのだ』

 たしかに、心あるSeXは充足感をもたらし、女と男を幸せにします。

 では、そのために、どのように交合すべきか?

 それは――

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の七 初めての女の抱き方

 自然体で愛し合うべし。そして、女は柔軟に対処して、あの手この手で官能させなければならない。

 そう説いているのが『医心方・房内編』ですが、それだけで終わったのでは、単なる理論であって、医学書としての実用性がなくなってしまします。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 さすがに古代の性典、ここまで書いてあるなんて、読むほうが恥ずかしくなる……そう思えるくらいに、懇切丁寧に、手取り足取り説いているのです。

 どのように書かれているかといえば――

 ますは、手ほどきとして『初めてのSeXの仕方』です。

 男と女の位置から、解説は始まります。 

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 SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の六 女は自然体で愛すべし

 女と男は、自然体で求め合わなければならない。

 そう説いているのが、最古の性典『医心方』です。

 でも、ただ『自然体』と言っても、それじゃ、ベッドの上でどうすればいいか意味不明じゃない?

 そんな疑問に答えるように、医心方は具体的な説明を加えているのです。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 たとえば、このように――

 太陽は東から西に動き、地面は西から東に動いている。穏やかな春と夏がすぎて、厳しい秋と冬が来る。このように、相反するものが二つあって、それで調和が取れているのがこの世の常なのだ。

 同じように、天は男で、地は女である。男と女には、様々なギャップがあるが、だからこそ、この二つが交合して、はじめて愛情が深まり、健やかになれるのだ。

 天と地が拒むことなく、和合してこの世があるように、男と女も、身も心も一つにしなければならないのだ。

 だから――と、次にはもっと具体的にベッドの上で、どうすべきかまで、話を及ばせているのです。

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の五 童貞の精気の吸い取り方

 童貞の精気――とは、びっくりですが、でも、マジメな古代の医学書を、マジメに現代語訳しただけなのです。ブログ発の本『トゥルーSeX』

『何も知らなければ、SeXはただの快楽。快楽は、その場かぎりのもので、何も残してはくれない。けれども、正しい道を知って交合するなら、男も女も健やかに長生きする』

 そう説いているのが平安朝の性典、『医心方・房内編』です。

 たいがいの内容は、男のために書かれたもので、『女から、いかにして精気を吸い取るか』そのノウハウが書かれています。

 でも、思い出したように『女が、男から精気を吸い取る方法』が書かれていたりもするのです。

 女が、男から精気を吸い取るには――

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『四十八』手・大研究 其の二十一『女らしく男らしく感じる・機織茶臼(はたおりちゃうす)』

 女が男の上にまたがる『茶臼』(いわゆる騎乗位)の中でも、女の姿勢は『其の二十』に出てきた『時雨茶臼』に似ている。

 男は仰向けに寝て、股間を大きく広げる。このとき、できれば腰を枕などに乗せ、男の一物を突き出すようにする。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 そこに女がまたがり、すこし前かがみになり、自ら挿入する。

 ほかの茶臼とは異なり、女は腰を浮かす形になる。だから女は、太腿に力を入れ、しゃがんだままの姿勢を維持しなければならない。

 それを補助するためにも、男は女の手を握り、支えてやる。そして、ちょうど機を織るかのように、女の上体を押しては引くをする。

 上体を押し引きするにつれ、女の腰が動き、それにつれて女は深く感じ入る。なぜ押し引きで女が感じ入るかといえば、上体が前かがみになるため、陰核(さね)が刺激されやすいからだ。

 さらには、女の腰は不安定ではあるが、力みやすい体制でもあり、ヴァギナを自ら締めるには好都合なスタイルといえる。

 締まりすぎて、男があっという間にいくも、いかないも、男自身の押し引きの加減によるところが多い。

 女がリードするべきスタイルでありながら、男が手綱を握っており、微調節は男にまかされているわけで、騎乗位でありながら女が女らしく、男が男らしくあれるスタイルである。

 また、男と女が手を握り合い、そして顔を正面から合わせるわけで、本気で好きあってないと出来ないスタイルでもある。

 茶臼などの男と女の交合のスタイルは、ここのところ取り上げている平安朝の性典『医心方』にルーツを見つけることができる。『医心方』は隋や唐から渡来した知識をまとめたものだ。

 だから、そもそもの交合スタイルは中国流に『健康で長生きするため』だったわけで、それがしだいに男と女が和合する(仲良くする)ための享楽のプレーとして、日本流に変化したわけだ。

 マジメで役に立つのもいいが、でも、楽しくなくてはつまらない。いいや、二人で楽しめれば、役に立たなくてもかまわない――そんな日本流を思わせる、48手の交合スタイルである。

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yacht暑さもすこしはしのぎやすくなりましたね。

pen48手大研究、そして『医心方』大研究、ゆっくりですが、マジメに書き進めてまいります。『英雄はなぜ色を好んだか』もぼちぼちUPしますが、これは研究に時間がかかります。歴史をきちんと調べねばならず、積読(つんどく)の歴史本を、ゆっくり消化しながら、書き進めてまいりますので、どーぞよろしゅうにm(_ _)m

岩崎るりはSeX本・第一作↓(近刊予定『ヒーリングセshineクス』(仮題)講談社)

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の四 正しい女の抱き方 

『女は薬である』そう云っているのが、平安朝の性典『医心方・房内編』です。

 薬のつもりで、女を抱こう。女との交合を切らしてしまっては、薬が切れたのと同然で、男は不健康になってしまう。

 と、じつは『医心方』は男のために書かれた性典なのです。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 だから、女が精読するならば「ムッ!」と反感を持つ部分も、無いわけではないのです。

 まぁ、それはそれとして……その部分は“見なかったこと”にすれば、あとは納得できる良いことが書かれているのです。

 たとえば、

『男には女が必要で、女には男が必要なのだ。無くてはならないのが男であり女であり、SeXなのだ』と、ごもっともな話とか、また、手取り足取りで“正しい女の抱き方”が書かれているのです。

 その“正しい抱き方”とは――

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SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の三 程を知ってSeXすべし

 少なくても、唐や平安朝までは、SeXというものは、自然の神からいただいた崇高な力とみなされたのです。

 そして快楽ではなく、むしろ健康を求めてなされるものと説かれたのです。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 ――と、古代の医学書『医心方・房内編』には記されています。(房内というのは、つまり寝屋の中という意味で、ベッドの上の男女のお作法を書いたのが房内編というわけです)Img_3027_1

 でも、当時の物語中では、快楽を求めて交わるというのがメインです……まぁ、こっちが正直でホントっぽいともいえます)

 とにかく“理屈の上”では、SeXは、健康のための男女の交わりだったわけです。

 だから、何につけても『医心方』の結論は『大いにSeXをして、人生明るく長生きしよう』ということなのです。

 そしてそのために、「正道を知らずして、健康なSeXはなし――というのが基本なのです。

 たとえば――

 千種の薬をのんでも、滋養のある食事をとっても、SeXの正道を知らなければ、効果は期待できない。

 正道を知らずに、ただ情欲のままに、快感を貪るようなSeXをするのが、一番カラダに悪い。

 男女の交合は、たとえれば水と火の関係のようなもの。

 水も火も、過ぎれば人を殺すことになる。水や火は程よく用いればこそ、人の生活に欠かせない有益なものになる。

 SeXの正道を見習って、程よく女を抱くならば、様々な効果が期待できる。そうでない場合には、命を落とすことにもなりかねないのだ。

 また、まったくSeXをしないで、一人わびしくすごすのでは、病になりやすく長生きはできない。かといって、程を知らずに情欲に溺れてしまうのは、自殺行為のようなものだ。 

 と――

 古代の医学書は、くどいくらいに「程を知れ!」と説いているのです。

 フーム。ここまでクドクド言わないと、男って、やっぱりやりすぎてしまうのね、昔っからそうだったのね……困ったものねェ……と、難解きわまりない漢文で書かれた『医心方』を片手に思うのでした。

 先で、できれば『るりるり解釈・桃色版・医心方』という本を執筆してみたいと思うのでした。(それだけ読みにくい漢文の医学書なのです、堅くなりすぎないようブログの文体を「デス・マス」口調に改めました。お話は、また続くです!)

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yachtお盆は皆様いかがおすごしでしょうか? 私は毎日変わらず執筆です。clockのゆとりが少なく、ブログの更新も飛び飛びですが、必ず更新しますので、どーぞよろしゅうにm(_ _)m。

spadeアッ、そうそう。次なるSeX本のタイトルが変更になりました『ピュアセshineクス』改め『ヒーリングセspaクス』です。でもこれも仮題ですので、最終的に別タイトルになることもあります。

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SeXの正道 日本の性典『医心方』大研究2 インサートの基本 

 SeXなんて、動物なら、皆やり方を知っている。人間のオスに至っては、高度なテクも知っているし、なんで今さら……。

 いいや、そんなことはないのだ――そう語っているのが、平安朝の性典『医心方・房内編』なのだ。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 知っているのと、知ってないのでは、まるで違う。女のカラダ――ヴァギナの奥は深く、男のカラダも複雑なのだ。それを合わせるのだからカンタンではないのだ。Img_4566_1

 そして何より、女は荒馬のように危険な生き物であるから、SeXの正道を知るのと知らないのでは、寿命が半分になるくらい違うのだ――そう、くどいくらいに語っている。

 その房内編が唱える交合(インサート)の基本ルールは、簡単明瞭、わずかに一つ。

 なのに、かなり難易度が高い。

 その基本ルールとは――

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『四十八』手・大研究 其の二十『紅葉も濡れる・時雨茶臼(しぐれちゃうす)』

 本茶臼の姿勢から、女が上体を起こしたスタイルが『時雨茶臼』である。

 まさしく騎乗位そのものの姿勢で、仰向けになった男に女がまたがる。だから手綱(たずな)を握るのは女であり、男は女が腰を動かすにまかせるしかない。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 男には楽なスタイルであるが、しかしながら、女が主導権を掌握するため、男は自分自身をコントロールできない。

 女のしまりがよく、また男も初心な場合には、あっという間にいってしまいかねない。

 だから、女は男の反応をよく観察し、腰の動きを加減しなければならない。加減しなければならないとわかっていても、女だって夢中であるのだから、容易にコントロールできるものでもない。

 じつは、女は受身であるときよりも、自分から積極的に動くときは、官能が深まるものなのだ。Img_3129_1

 なぜ『時雨茶臼』なのか……ただ、風流だから呼んだというわけではないだろう。

 時雨といえば、秋から冬にかけて降る通り雨のことであり、それに重ねられる情景は紅葉なのである。

 紅葉のように紅潮したヴァギナが、男の一物を軸として、臼のように動く――となれば、女はにわかに官能し、紅葉は雨で濡れそぶってビシャビシャになる。

 そして男も、通り雨に降られたかのように、あっという間いってしまうかもしれない……これぞまさしく『時雨茶臼』なのである。

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どんな妙薬もかなわない! 男女の交合――『医心方』大研究 

 暑気払いには、なによりSeXすることである。

 どんな薬を飲んでも、滋養剤を飲んでも、男女の交わりなしには、心身の健康はありえないのだ――そう伝えているのは、平安時代にまとめられた医学書『医心方(醫心方)』の房内編である。ブログ発の本『トゥルーSeX』

『医心方』は、中国から伝来した道教にルーツがあり、つまりは、古来の中国流の性典なのである。Img_1235_1

 現代人でもお世話になっている漢方薬は、この道教の歴史を踏んだものである――そう説明するなら、この中国から伝わった性典がデタラメなものでも、迷信でもないと、納得できるはずである。

『医心方』に書かれた性教育を、わかりやすく言ってしまえば、SeXをしない人間は、長生きすることは不可能で、SeXを心行くまで楽しんだ人間こそが健康で長生きするということなのだ。

 とはいえ、ただSeXをするのば良いというのではなく、女を気持ちよくすることで男も楽しむ。そのように男女が心身を一緒にしてこそ、どんな妙薬よりも効果が出る、そう説いているのだ。

 今年は、激暑である……夏バテにウナギを食べてもダメ、薬を飲んでもダメ……というなら、とにかく女を気持ちよくすること、それに尽きるのである。

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penguin次のSeX本は、11月末発売の予定です。ほかに猫本の執筆もあり、そして激暑でもあり、すっかりバテていますし、時間的に厳しいです。それでも、『英雄はなぜ色を好んだか?』と『48手大研究』、さらには、今回初めて登場の『医心方』大研究を、本ブログで展開してゆくつもりです。のんびりの更新になりますが、どうぞよろしゅうにm(_ _)m

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『四十八』手・大研究 其の十九『美味い茶を淹れる――本茶臼』

 茶臼とは、女が上になる、いわゆる『騎乗位』の総称である。

 本茶臼は、騎乗位の基本ともいうべきスタイルであって、男が仰向けになり、その上に女がまたがって、挿入する。そして女は、男の胸に倒れこみ、抱きつく形になる。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 現代の感覚では、女が上下運動をして、抜き差しをする――それが茶臼ということになるだろう。けれども、とくに本茶臼のように、女が前かがみになる体制では、男はあっという間に終わってしまいかねない。

 なぜ『茶臼』と呼ぶかについては、女が腰をまわす姿を臼にたとえたとか、『茶臼山』という山の姿に似ているからと云うのが、一般的である。

 しかしながら、それでは少々説明が物足りないのだ。

 48手は、インドそして中国にルーツがあるわけだが、とくに中国では、不老長寿のために、交合方法が伝授されたのである。

 だから、古く中国に伝わる『本茶臼』に似たスタイルは、健康のためにも、男と女が身も心も和合させるためにも、女は腰を上下に動かすのではなく、ゆっくり『回し振りする』のである。

 まァ、ここまでは『茶臼』の一般説明と、なんら変わりがない。

 では、そもそも『茶』とは何か?Img_3027_1

 じつは、女陰(ほと=ヴァギナ)の隠語なのである。

 そして、古い時代の中国でも日本でも、愛液は滋養強壮のための貴重な薬とされたのだ。いわば、煎じ薬である。

 そして、煎じ薬というものは、丁寧に手揉みして、ゆっくり沸かすのが良かったのである。

 なるほど……それなら女も大いに満足して、さぞかし美味い茶を淹れることだろう。

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『四十八』手・大研究 其の十八『一連のプレーで女をいかす 卍くずし』

 先の『燕返し』のスタイルの応用編ともいえるのが、この『卍(まんじ)くずし』である。

『燕返し』のスタイルで、男が抱えていた女の足を、女自身でつかんで、自分のカラダのほうに回す。そして、女は、男の首に手をかけて上体を起こし、そこを男がピストン運動をする。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 女の足の形状が卍型になるので、この名前がついたと云う。――なんともアクロバット的なスタイルであり、ここまでしてSeXをするものか……と思えてしまうスタイルである。

 気持ちよいかどうかということ以上に、奇異なポーズで交合する、その刺激を楽しむ部分が大きいのである。

 この『卍くずし』の基になる『燕返し』は、『八重椿の』応用編であり、また『八重椿』は、『浮橋』の応用編なのだ。

 つまり、浮橋をスタートにして、すこしずつ女の足を変形させながら、一連のプレーとして楽しめるわけである。Img_3027_1

 昔人は、ここまで、じっくり女のカラダを愛したものかと、またまた感心するものである。

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penguinお久しぶりの更新になりました。現在、猫短編小説の執筆に集中しております。ブログは、時間の許す範囲で更新したいと思いますのでよろしゅうにspade(それにしても暑いですね、虚弱な私は数日ダウンsleepyしておりました。皆様もお体ご自愛くださいませyacht

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『四十八』手・大研究 其の十七『宙を舞うような恍惚感――燕返し(つばめがえし)』

 先の八重椿が、浮橋の応用編であるなら、燕返しは、さらにまた八重椿の応用編である。

 八重椿のスタイルから、男がカラダを起こし、女の片脚を腕に抱えながら挿入し、ピストン運動をする。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 女は、本手などではありえぬ角度で突き上げられるため、刺激はたいへん新鮮。また、深く、強く突き上げられるので、まるで空中を宙返りでもしたかのような、深い恍惚感に見舞われるのである。

 男が、女の脚を上に掲げる姿を形容し、『燕返し』の名前がついたと云うが、女の官能もまさしく燕返し――空中を舞い踊るかのような心地なのである。

 さて、48手などの、交合のスタイルは、日本だけにあるものではない。その源流は、中国にあり、もっと古くインドにさかのぼると云われている。西洋にもあるが、東洋のもののように、美的な名称をもったものではない。

 インドなら、最古の性愛の経典『カーマスートラ』に、それを垣間見ることができる。

 とくに中国では、交合のバリエーションは、さまざまな(漢方上の)症状を治療するために伝承されたものが多く含まれている。

 時間をかけて、念入りに行うSeXが、女の血行を良くし、月経にかかわる症状を軽減するということは、漢方でなくても、多くの女が実感しているはずである。Img_4566_1

 愛ある二人で行う行為、そして時間をかけて行い、それを楽しみとし、そして女を健康にする――東洋の交合のスタイルの裏に隠された共通点は、これなのである。

 AVで演じられるような、男だけの快楽としてSeXがあったなら、女にはリスクばかりがもたらされることになってしまうのである。

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『四十八』手・大研究 其の十六『女が七変化して悶える 八重椿』

 浮き橋の応用編ともいえるスタイルである。

 浮き橋の状態から、男が女の股間にまたがるように体をうつ伏にする。すると、複雑に男女の体は絡(から)み合うことになる。それが『八重椿』である。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 浮橋のほうは、女の体制が不安定であるから、男は、女の足と上半身を、それぞれの腕で支えなければならない

 八重椿になると、それが一変し、女はカラダをよじりながらも、男に抱きつくことができる。また、男は片手が自由になるため、女をもてあそぶことができる。どこをもてあそぶかで、女の官能の仕方は大きく異なるだろう。

 八重椿とは、また華麗なネーミングである。

 花のほうの八重椿のことを申せば、八重椿には、じつに様々な品種があり、花弁の形、そして色や重なり方が、それぞれ異なっているのだ。Img_3011_1_4

 よじれて変形した八重椿の花弁を見るにつけ、その変形の仕方も、艶やかな容貌も、まさに48手の八重椿にピタリと一致するのだ。

 多くの品種をもつ八重椿のように、男が女のどこをもてあそぶかで、女は七変化して悶えるのである。

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『四十八』手・大研究 其の十五『ダブルで完璧な浮き橋』

 女は横向きに寝ることから――側位に分類していいのだろう。

 その女の片足を男が上げ、挿入する。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 挿入すれば、しぜんのうちに、女のもう片足が、男の太腿に乗ることになる。

 そのままで男がピストン運動するでは、女のカラダが動いてしまう。だから、男は下になった腕で、女の胸を抱き支える。

 抱き支えれば、しぜんのうちに男の手の平が、女のちぶさに当たることになる。

 そして、その体制で男が腰を動かせば、しぜんのうちに男の手が、女のちぶさを揉むことになる。

 男が腰を動かして、女のちぶさを揉めば、女は、あたかも水面に浮いたボートのように、あえいで揺れることになる。

 そもそも、浮き橋というのは、脚を固定することなく両端をつなぎ、水面にうかせた橋のことで、つまりは、一時しのぎの橋なのである。

 男の膝に女の腰が支えられ、そして男の腕に女の胸が支えられる――と、二点を男に支えられた不安定な状態で、女のカラダがゆらゆら揺れる。そして、このスタイルはあくまで一時しのぎの遊びにすぎず、ほんとうにいくなら体位を変えねばならないだろう。Img_4566_1

 しぜんな流れのうちに、女を官能させることができる、そういう意味で完璧なスタイルであり、また、名前と内容の合致においても完璧なのだ。

 一時しのぎの遊びのスタイルで、この完璧さである。日本人が、いかに凝り性なのか、あらためて感心するものである。 

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penただいま、新刊本予定の『ピュアSeX』(仮題)のサンプル文を執筆中です。女性のための、とってもマジメで、実践編的な内容です。おいおい内容を紹介したいと思いますので、乞うご期待です!

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『四十八』手・大研究 其の十四『女を新鮮な刺激で泣かせる横笛』

 これまで『本手』について述べてきた(本手は、現代で言うところの正常・位である)

 今回からは、側位と呼ばれる、横向きのスタイルをお話したいと思う。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 女も男もカラダを横にして、向き合って交合するスタイルをまとめて側位という。

 側位の中でも、女が両脚を男の腰に巻きつけるのが、横笛である。

 横になるから、それで単純に『横笛』という名前がついたわけではないだろう。

 女の片脚が、男のカラダの下敷きになるため、男が上下運動をするのでは、女の脚を痛めてしまう、だから、男は腰を前後に動かして、刺激するしかなくなる。

 よって、男の一物は、横笛を吹くがごとくに、ヴァギナの中を横に往復するわけである。

 女にとって密着度は深く、また、脚を男の腰に巻きつけるので、奥を刺激されることになる。刺激は強く、笛を吹くかのごとく、喘ぎ声、鳴き声の連発になるだろう。

 女は、ワンパターンが苦手。なぜなら、女は射精するわけではなく、交合で必ずオルガスムスに達するわけではないのだ。

 せめて、抱き合うスタイルに変化があれば、いつもにない刺激を楽しむことができるのだ。

 前でもない後ろでもない、立ってもいない。側位は、意外に新鮮、女を大いに悦ばせることができるのである。

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『四十八』手・大研究 其の十三『快感の泥沼にはまる・しがらみ』 

 先に登場した空竹割りでは、女が太腿を閉じ、そこに男が力づくで“割り込む”ように挿入する。太腿を閉じたままという点では、『しがらみ』は、空竹割りに近い。

 男は膝から下を、女のふくらはぎに絡(から)ませ、上半身も密着させる。ブログ発『トゥルーSeX』アマゾンor楽天で見る 

 上から下まで、べったり絡み合う、それが『しがらみ』というスタイルである。

 このスタイルでは、男が脚を絡めれば絡めるほど、女の太腿はピタリと閉じる。Img_0112

 太腿を閉じれば閉じるほど、女はヴァギナも締まり、なおいっそう深く官能することになる。そして、ヴァギナが締まって女が官能すれば、男自身も締め付けがきつくなる。男は、いきそうになるのに堪えながら、脚を絡ませ続けなければならない。

 男が脚を絡ませることで、女が締まり、そして男も締め上げられる……と連鎖反応を起こすのがこのスタイルなのだ。

 まさに、『しがらみ』なのだ。切ろうしても切ることができない、快感の連鎖反応なのだ。

 男の情と女の情が絡み合い、もっともっとと、快感の泥沼にはまってゆくスタイルだ。

 人情とか、愛情とか、近頃は『情(なさけ)』のつく言葉が、死語になっているようでならない。とくにネット上での交際に欠けているのは、『情』なのだ。ネットで愛を見つけても、見せ掛けの『愛』であることが多く、そこに『愛情』はないように感じる。

 脱線するが……世の中を騒がせているネット予告型の殺傷事件など、犯罪を起こすのは人格的責任が大きいのであるが、もし、職場やネットに少しながらの『情』があれば、もっと、ましな状況になったのではないか……『情』を切り捨てて、利益だけを追求する雇用制度、そして孤独で内向きのネット世界にも一因があるのではないか?

 まァ、そんな世の中だからこそ、ぜひ、試していただきたい、伝統の技、それが『しがらみ』である。

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『四十八』手・大研究 其の十二『なんども女をいかせる・いかだくづし』

 なぜ女と男の交合で、材木を横一列に組んだ『いかだ』なのか? 

 それは、女と男の脚がまっすぐに伸び、横一列に密着して並ぶためイメージされたものだろう。ブログ発『トゥルーSeX』アマゾンor楽天で見る 

 先の、空竹割りが基本形ともいえるスタイルで、女が仰向けになる点では、本手に分類してもかまわないだろう。

 空竹割りでは、女は脚を閉じ、まっすぐに伸ばしているが、『いかだくづし』は、男もまっすぐに伸ばしたまま交合する。

 女も男も脚を伸ばしたまま、どうやって挿入するかと心配にもなるが、女のほうが脚を少し開き、男の両脚を挟むようにする。

 女の脚が外側、男の脚が内側で、いかだのように横一列に並ぶわけなのだ。

 上に乗る男のほうは、床に手をつき、カラダを浮かす。(カラダをペタリと密着させると『いかだ本手』になる)

 脚を伸ばしているから、男が上半身の力で、突き上げるかしかなくなる。

 脚を伸ばしている女は、ヴァギナを締めやすく、いきやすくなっている。けれども、男は思ったようにピストン運動ができないので、延々と続くことになる。

 スローな交合でありながら、女自身はヴァギナを締めやすいし、クリトリスが圧迫されるため、何度でもいくことになり、女には願ったりのスタイルなのだImg_2964_1  

 江戸の指南書では『いかだくずし』ではなく『いかだくづし』と表記されており、本記事もそれに基づいた。

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『四十八』手・大研究 其の十一 男の力の見せどころ『空竹割り』

 空竹割り(からたけわり)とは、SeXの一スタイルとは思えぬ、力強い名前なのだ。

 基本的には、女が仰向け、男が上に乗る――というので本手(正常位)に分類できるスタイルだろう。(ブログ発の本!『トゥルーSeX』アマゾン)or楽天ブックで見る

 

 とはいえ、本手の中でも、かなり特殊なスタイルなのだ。

 女は足を伸ばして仰向けになり、太腿を閉じる。そこに男が両足でまたがる形で挿入する。

 女は太腿を閉じているわけだから、男が挿入するには、空(くう)で竹をわるような勢いがなければならない……ということなのだろう。

 太腿を閉じているから、締まり具合はきつく、また、挿入が浅い場合には、太腿に擦り付ける形になるのだから、男はいつもと違った刺激が得られるのだろう。

 太腿を閉じている女は、男まかせにするしかない。だから、男ばかりに刺激があるスタイルかといえば、そんなことはなく、両足をピンと伸ばしてヴァギナに力をこめることで、女はあたかもオナニーをしたときのように、ズキズキと律動をともなったオルガスムスを味わうことができるのだ。

 挿入でなかなか『いけない』女。それを解消するかのようなスタイルなのだ。

 ただし、女が官能して足をピンと張れば張るだけ、男の一物は外に絞り出される可能性が強くなる。それでも負けずに挿入しているには、男の足腰の筋力が強く、しかも、すぐにいってしまわないよう、一物にも耐久力がなければならないのだ。

 まさしく、空(くう)で竹を割るような、男の力が見せどころのスタイルなのだ。

Img_3027_1_2  いままで、『本手』の数々、そして本手に分類してもよさそうなスタイルを解説してきたが、一つだけ言っておきたいのは、本手は男の主体性にまかせることがほとんどなのだ。

 

 先に、繰り返しイメージトレーニングでもしておかないと、実践で使うのは無理かもしれないのだ。

 だからと言って、本など広げながら真似するなら、気持ちが冷めてしまって、男は萎えるし、女は乾いてしまう。

 48手を編み出した昔日人は、はたして、どのようにしてトレーニングしたものか……それが気になるところである。

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『四十八』手・大研究 其の十 『軽妙に陶酔する浜千鳥』

 現代で言うところの正常位が『本手』である。

 何度も書いてきたが、正常位とは、カトリックで、唯一許されたスタイル(宣教師のスタイル)に由来する呼び名であり、それが人間の正常なスタイルということではない。(ブログ発の本!『トゥルーSeX』)

 これまで本手を九種ほど説明してきたわけだが、本手の仲間に入れてもよかろうというスタイルが、あと四種ほどある。

 その一つが、浜千鳥である。

 女は仰向けになり、男が対面して交合するところは、本手となんら変わりがなさそうだ。大きな違いは、女は片足を男の背中にまわすか、または揚げて、カラダを半分浮かすところである。

 左足を揚げた場合には、同時に左手を男の背中に預けるといった具合に、女は半身を浮かす。男は右腕で、女の左半身を抱き支える。

 横向きのスタイルを『側位』または『横取り』というが、浜地鳥は、半身が側位になっているわけで、本手と側位の、中間型である。

 なぜ『浜千鳥』と名づけられたか?

 それは、千鳥(チドリ)の足指は、前向きに三本のみであり、それによって砂浜を軽妙に動くことからきたのだろう。

 女が片足を上げるため、床についているのは男の足とあわせて三本。だから浜地鳥なのであろう。Img_3027_1_2

 このスタイルでは、女の半身が自由になるうえに、挿入が深くなる。だから女は感じるままに悶えることができ、それによって腰を軽妙に動かせるわけで、まさしくチドリの動きそのものなのである。

 ただの千鳥でもよさそうだが、浜千鳥と洒落込んだのは、女の感じ方がハンパではなく、押しては寄せる波のように、そして砕け散る波のように、陶酔するからだろうか。

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『四十八』手・大研究 其の八『女がもうろう世界をさまよう深山本手』

 女が仰向けになり、足を揚げるというのでは、揚羽本手や、笹舟本手にも、少々似ているのかもしれない。(ブログ発の本!『トゥルーSeX』)

 仰向けになった女の膝の裏を男が手でおさえる形で、女の股間を全開にさせる、そのまま女の足を抑えた状態で、男が挿入する。それが深山本手(みやまほんて)である。

 笹舟本手では、女と男のカラダが離れ、しかも女の足の間から、ぼぼ(開=ヴァギナ)が丸見えになるのだが、この深山本手も、カラダが離れ、丸見えになることで、かなり近い。しかも、深山本手は、男の眼前にあるものは、ぼぼそのものであり、露出度の激しさで女の羞恥心をそそり、大いに興奮させるのである。

 深山という名の由来について、いろいろ論ぜられているようだが、男の眼前にあるものが、全開になったぼぼであり、その形状を山に例えたのだろうというのが一般的なようだ。

 男の目からみた、男が主体の解釈が一般的だが、女に言わせてもらえば、膝の裏を抑えられ全開にされたまま、挿入を受ければ、女は深山で道に迷ったごとく、朦朧(もうろう)の世界を右往左往するにきまっているのだ。

 足を固定され、カラダも離れたまま、まっすぐ挿入されれば、Gスポットに当たらないまでも、かなり前方を突き上げられることになり、クリトリスへの刺激も半端ではない。

 そのうえ、女は羞恥を伴い、しかも足に拘束を受ける。このような状態のとき女は、同じに挿入されても、何倍も強い刺激として受け止めるのだ。

 男の目から名づけたというなら、深山ではなく、『美山』本手として欲しかったものだ。Img_2949_1

 女が深山を彷徨(さまよ)うがごとく、深く感じ入る。だから、深山本手。女がそう解釈する48手の一である。昔人は、とにかく女を悦ばしたくて、いろいろな手法を編み出したものだ……と、そう感心して、また次回に続く。

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『四十八』手・大研究 其の七『一点集中で女をいかせる笹舟本手(ささふねほんて)』

 笹舟とは、また風流な名前である。Img_3027_1

 風流ではあるが、それは、見かけだけのことであり、女にはたまらない責めのスタイルである。(ブログ発の本!『トゥルーSeX』)

 何がたまらないかといえば、女は「あの一点」に刺激が集中するのだから、激しく身悶えし、息絶え絶えになるのである。

 女は膝をつけた姿勢で、仰向けに寝る。けっして両膝を離すことはなく、足先だけを離して男を受け入れる。

 男の前にあるのは、開いたふくらはぎに縁取られたヴァギナである。なんとも刺激的な情景であろう。 

 女は膝を締めているわけで、ヴァギナも締まっているため、男は、ゆっくり挿入しなけらばならない。

 締めの姿勢のまま挿入される、それも女にとって刺激はきつかろうが、それよりもその姿勢で男が奥へ奥へと出し入れすれば、ほぼ直接的に「あの一点」、つまりクリトリスが刺激されることになる。

 女はオナニーをするとき、きまってクリトリスを刺激し、そしてクリトリスによってオルガスムスに達するわけである。それが男のSeXとなると、なかなかそうはいかずに、半端な刺激のまま、なんとなく終わってしまうことがほとんどなのだ。

 江戸人は、その女のカラダを熟知していたわけで、このスタイルによるクリトリスへの圧迫刺激は、女が自らヴァギナをすりつけ、クリトリスを圧迫刺激してオルガスムスに達するのと、なんら変わらぬ効果があるわけなのだ。

 あっぱれ48手……と、ここまで7つの本手を解説してきて、感心しきりである。

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『四十八』手・大研究 其の六『女心を知り尽くした・洞入り本手(ほらいりほんて)』

(好評のうちに『女の性愛マニュアル』続いていますので、ちょっと久しぶりの48手研究です)

 昔の人は、なぜ、このようなスタイルを考えたのだろう?

 遊び心のなせるわざ、そしてSeXは女と男の大切なコミュニケーションだった――そうとしか考えようがないのが『洞入り本手(ほらいりほんて)』である。(ブログ発の本!『トゥルーSeX』)Img_2964_1

 椅子のないた時代だからこそ、床に座した姿勢のまま、SeXに移行する。だからこそ、こんなスタイルが生まれたのだろう。

 女はアグラをかく要領で足を組む。そして、組んだ足を両手でおさえて、そのまま後ろに仰向けになる。

 そのようにして女が仰向けにばれば……ヴァギナは足の間から丸見え、たいへんな角度で股間が開かれることになる。しかも、そうして仰向けになれば、上から乗ってくる男に直面することになる。

 恥ずかしい上に、足を組んでいるので身動きもできない、そしてアソコは丸出し、フルオープン……昔人は、なんて罪なことを考えたのだろう。

 そして昔人は、女の心を熟知していたのだ。

 男に見られることで、アソコが感じてしまう。恥ずかしければ恥ずかしいほど感じてしまう。そういう女を知り尽くしていたのだ。 

 なぜ、そこまで女を熟知したのだろうか?

 繰り返しになるが、SeXがただ男の情欲処理のためではなく、女を悦ばせ、そして愛を育むコミュニケーションとして重要だったからだ。

 現代人が忘れてしまった何かを、『洞入り本手』は教えてくれそうである。

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『四十八』手・大研究 其の五『女を絶叫させる?寿本手(ことぶきほんて)』

 本手(正常・位)のうち、女が男の背中で、両足を絡めるスタイルは『揚羽本手』である。ランキング参加中

 このさい、女と男の上半身は密着している。そのぶん、挿入部分の動きは制限される。(ブログ発の本!『トゥルーSeX』)

 類似のスタイルで、上半身を離せば、『寿本手(ことぶきほんて)』となる。男が両手を床について、ちょうど蛙のように構えるスタイルだ。_1

 女とカラダが離れているぶん、男の腰の動きは自由になり、角度をつけてヴァギナを突き上げることが可能になる。

 女にとって刺激は強烈。悲鳴をあげ、じきに男に抱きつくだろう――と、すると、もうそのときには『寿本手』ではなく、『揚羽本手』、または女が両足両腕を絡める『襷(たすき)がけ』になってしまっている。

『寿』と、めでたい名前を持っているが、じつは、女が堪えられる時間は短く、瞬間芸的なスタイルなのである。

 なぜ寿なのか、その意味は不明である。

 別名『ひき蛙』のほうが、ずっとわかりやすい。

 しかしながら、『ひき蛙』では女にとってあまりにムードがなく、やる気をそがれ、瞬時に乾いてしまいそうである。やはり『寿本手』と呼びたいスタイルである。

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『四十八』手・大研究 其の四『由緒正しい?鶺鴒(せきれい)本手』

 鳥のセキレイにちなんだ体・位である。

 指南書には、古事記にルーツがあると書かれている。これが本当だとすると、由緒正しいスタイルであることになる。(ブログ発の本!『トゥルーSeX』)

 日本国のアダム&イヴともいえるのは、伊耶那岐命(イザナキのみこと)と伊耶那美命(イザナミのみこと)である。日本で初めてSeXをした、記念すべき二人だ。

 じつは、この二人は兄と妹であるから、この二人から生まれた神々は、近親相姦の子供たちということになる。Img_1245_1_2

 指南書には『この二人が交合の仕方がわからずに、困ってしまい、交尾中のセキレイを真似て、はじめて上手にSeXをした』のように説かれている。

 しかしながら、古事記を読んでみれば、神々の住処である高原の原(たかまのはら)で、生まれたイザナキとイザナミの兄妹は、お互いのカラダの相違に興味を持ち、自然のうちにSeXをしたわけで、指南書のような記述は見当たらない。

 とすると、江戸時代の浮世絵師あたりが勝手に、こじつけたのだろうか。

 このスタイルで、セキレイに例えられるのは男のほうである。

 女は尻の下に枕(セキレイ台)を置き、腰高にして、ヴァギナを突き出す。そこに、男が挿入するわけで、男はセキレイが尾をピクピク振るかのごとく、腰を動かすのである。

 このスタイルでは、女は膣、そしてクリトリスを強く刺激されることになる。女にとって、刺激が強烈なスタイルなのだ。

 それだけ激しい交合方法を,江戸の人々は、可愛い鳥の名に重ねたのだ。江戸の洒落っ気と遊び心、そしてSeXを明るくとらえ、存分に享楽しようとする態度が読み取れそうである。

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『四十八』手・大研究! 其の三『筏本手(いかだほんて)こそは早撃ちの名手』

 本手の中でも、最もベーシックな型が、網代(あじろ)本手。

 正常位のことで、女が仰向け、男が上になり、女は、男の尻の下に足首をからめる。同じ型でも、女の足が、男の腰にまわされると、揚羽(あげは)本手になる。(ブログ発の本!『トゥルーSeX』)

Img_0112  揚羽本手によく似ているが、「男の力の見せどころ」のスタイルを『筏(いかだ)本手』と言う。

 筏本手とは、また風流な名前であるが、やっている二人には風流を味わう余地はないだろう。

 なにせ、男が片手で女を抱き、もう片方は床についてカラダを支える。そして女は、足を男の腰に絡(から)め、また手は首に絡める――つまり、女は男に片手で支えられながら、男に両手両足で抱きつき、わずかにぶら下がる形になる。

 男は女と、自分の体をも支えることになるし、しかも女に手足でがんじがらめにされているのだから、性根を入れなければならないスタイルである。

 男には過酷なポーズかと思えないこともないが、このポーズでは、女は膣を絞めやすく、また、男にとっても挿入が深く、よほどでないかぎり「あっという間に」いってしまう。

 だから、男にはきつくもあるが、早撃ちのポーズであるから、一時の辛抱で済むわけなのだ。

 現代の流行である『スローSeX』からは、外れた『手』の一つである。

 早撃ちの『手』が、48手には多く見られるのだが、48手が完成された江戸や明治期には、個室はおろか、襖や障子、もしくは、屏風で仕切っただけ、もっと貧乏な男と女であれば、家族とザコネという環境の中で「成し遂げ」なければならなかったのだ。

『早メシ、早SeXは』必須だったのだ。

 のんびりスローに愛し合う――いま流行のSeXは、平安貴族、そして江戸の遊郭のSeXの、復刻版なのかもしれない。

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『四十八』手・大研究! 其の二『網代本手』は男本意のスタイルか?

 女が最も好むスタイルが正常位であるという。

 データでは、そのような結果だったらしいが、しかしながら、正常位以外のスタイルを、女はいくつ知っていると言うのだろうか。(ブログ発の本!『トゥルーSeX』)

 バックと騎乗位、それに立位……片手で数え切れてしまうのではないだろうか。

 そして、その中で最もポピュラーで頻繁(ひんぱん)に行われるスタイル『正常位』を、「最も好む」と感じても当然のことなのかもしれない。

『四十八』手でいう、『本手』とは、現代の正常位のことだ。

 最も基本的な『本手』のスタイルを『網代本手(あじろほんて)』という。

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『四十八』手・大研究! 其の一『本手のバリエーション』

 現代で48手といえば、ベッドの上での男女の『体・位』が48種、という意味に思われています。

 けれども、そのように、きっちり四十八種の『体・位』として資料が残っているのは、さほど古くなく、明治以降のことなのです。(ブログ発の本!『トゥルーSeX』)

 江戸も、とくに初期のうちには、かならずしも48手が、女と男のSeXのスタイルを示しているわけではなかったのです。Img_0112

 浮世絵の始祖とされる菱川師宣が描いた『恋のむつごと48手』では、『ぬれなづけ』など、ただ単に、情事での女のしぐさを表現したものも含んでいるのです。

 そもそも『四十八』というのは、ただ語呂が良い数字であり、枕絵に出てくる『ぼぼ』(ヴァギナ)の膣のヒダの数が四十八であったりと、おそらく「数えられないくらい、たくさんある」というような意味で四十八であって、深い意味はなかったのです。

 曖昧な日本の48手ですから、名前も、時代によって、そして描き手によって、まちまちです。

 この曖昧なものを、陶芸師にお願いして絵皿にし、その写真を本に掲載しようと計画したからには、自分自身が納得できるまで研究しなければ……というわけで……さぁ、『四十八』手の大研究の始まりです。

 まずは「本手」。

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コラム 性科学・お薦めの本

性科学の本。

多くの学者が著している。しかし、いずれも分厚く、気楽に読めるものは少ない。

文庫で出ており、内容も整然としているのは、ロルフ・デーゲンの『オルガスムスのうそ』あたりだろうか。この著者は、『フロイトのウソ』で、フロイトの“あら捜し”をした一人でもある。

オルガスムスのウソ (文春文庫)

著者:ロルフ デーゲン

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