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2008年7月

『四十八』手・大研究 其の十九『美味い茶を淹れる――本茶臼』

 茶臼とは、女が上になる、いわゆる『騎乗位』の総称である。

 本茶臼は、騎乗位の基本ともいうべきスタイルであって、男が仰向けになり、その上に女がまたがって、挿入する。そして女は、男の胸に倒れこみ、抱きつく形になる。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 現代の感覚では、女が上下運動をして、抜き差しをする――それが茶臼ということになるだろう。けれども、とくに本茶臼のように、女が前かがみになる体制では、男はあっという間に終わってしまいかねない。

 なぜ『茶臼』と呼ぶかについては、女が腰をまわす姿を臼にたとえたとか、『茶臼山』という山の姿に似ているからと云うのが、一般的である。

 しかしながら、それでは少々説明が物足りないのだ。

 48手は、インドそして中国にルーツがあるわけだが、とくに中国では、不老長寿のために、交合方法が伝授されたのである。

 だから、古く中国に伝わる『本茶臼』に似たスタイルは、健康のためにも、男と女が身も心も和合させるためにも、女は腰を上下に動かすのではなく、ゆっくり『回し振りする』のである。

 まァ、ここまでは『茶臼』の一般説明と、なんら変わりがない。

 では、そもそも『茶』とは何か?Img_3027_1

 じつは、女陰(ほと=ヴァギナ)の隠語なのである。

 そして、古い時代の中国でも日本でも、愛液は滋養強壮のための貴重な薬とされたのだ。いわば、煎じ薬である。

 そして、煎じ薬というものは、丁寧に手揉みして、ゆっくり沸かすのが良かったのである。

 なるほど……それなら女も大いに満足して、さぞかし美味い茶を淹れることだろう。

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著者:岩崎 るりは

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『四十八』手・大研究 其の十八『一連のプレーで女をいかす 卍くずし』

 先の『燕返し』のスタイルの応用編ともいえるのが、この『卍(まんじ)くずし』である。

『燕返し』のスタイルで、男が抱えていた女の足を、女自身でつかんで、自分のカラダのほうに回す。そして、女は、男の首に手をかけて上体を起こし、そこを男がピストン運動をする。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 女の足の形状が卍型になるので、この名前がついたと云う。――なんともアクロバット的なスタイルであり、ここまでしてSeXをするものか……と思えてしまうスタイルである。

 気持ちよいかどうかということ以上に、奇異なポーズで交合する、その刺激を楽しむ部分が大きいのである。

 この『卍くずし』の基になる『燕返し』は、『八重椿の』応用編であり、また『八重椿』は、『浮橋』の応用編なのだ。

 つまり、浮橋をスタートにして、すこしずつ女の足を変形させながら、一連のプレーとして楽しめるわけである。Img_3027_1

 昔人は、ここまで、じっくり女のカラダを愛したものかと、またまた感心するものである。

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penguinお久しぶりの更新になりました。現在、猫短編小説の執筆に集中しております。ブログは、時間の許す範囲で更新したいと思いますのでよろしゅうにspade(それにしても暑いですね、虚弱な私は数日ダウンsleepyしておりました。皆様もお体ご自愛くださいませyacht

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『四十八』手・大研究 其の十七『宙を舞うような恍惚感――燕返し(つばめがえし)』

 先の八重椿が、浮橋の応用編であるなら、燕返しは、さらにまた八重椿の応用編である。

 八重椿のスタイルから、男がカラダを起こし、女の片脚を腕に抱えながら挿入し、ピストン運動をする。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 女は、本手などではありえぬ角度で突き上げられるため、刺激はたいへん新鮮。また、深く、強く突き上げられるので、まるで空中を宙返りでもしたかのような、深い恍惚感に見舞われるのである。

 男が、女の脚を上に掲げる姿を形容し、『燕返し』の名前がついたと云うが、女の官能もまさしく燕返し――空中を舞い踊るかのような心地なのである。

 さて、48手などの、交合のスタイルは、日本だけにあるものではない。その源流は、中国にあり、もっと古くインドにさかのぼると云われている。西洋にもあるが、東洋のもののように、美的な名称をもったものではない。

 インドなら、最古の性愛の経典『カーマスートラ』に、それを垣間見ることができる。

 とくに中国では、交合のバリエーションは、さまざまな(漢方上の)症状を治療するために伝承されたものが多く含まれている。

 時間をかけて、念入りに行うSeXが、女の血行を良くし、月経にかかわる症状を軽減するということは、漢方でなくても、多くの女が実感しているはずである。Img_4566_1

 愛ある二人で行う行為、そして時間をかけて行い、それを楽しみとし、そして女を健康にする――東洋の交合のスタイルの裏に隠された共通点は、これなのである。

 AVで演じられるような、男だけの快楽としてSeXがあったなら、女にはリスクばかりがもたらされることになってしまうのである。

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『四十八』手・大研究 其の十六『女が七変化して悶える 八重椿』

 浮き橋の応用編ともいえるスタイルである。

 浮き橋の状態から、男が女の股間にまたがるように体をうつ伏にする。すると、複雑に男女の体は絡(から)み合うことになる。それが『八重椿』である。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 浮橋のほうは、女の体制が不安定であるから、男は、女の足と上半身を、それぞれの腕で支えなければならない

 八重椿になると、それが一変し、女はカラダをよじりながらも、男に抱きつくことができる。また、男は片手が自由になるため、女をもてあそぶことができる。どこをもてあそぶかで、女の官能の仕方は大きく異なるだろう。

 八重椿とは、また華麗なネーミングである。

 花のほうの八重椿のことを申せば、八重椿には、じつに様々な品種があり、花弁の形、そして色や重なり方が、それぞれ異なっているのだ。Img_3011_1_4

 よじれて変形した八重椿の花弁を見るにつけ、その変形の仕方も、艶やかな容貌も、まさに48手の八重椿にピタリと一致するのだ。

 多くの品種をもつ八重椿のように、男が女のどこをもてあそぶかで、女は七変化して悶えるのである。

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『四十八』手・大研究 其の十五『ダブルで完璧な浮き橋』

 女は横向きに寝ることから――側位に分類していいのだろう。

 その女の片足を男が上げ、挿入する。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 挿入すれば、しぜんのうちに、女のもう片足が、男の太腿に乗ることになる。

 そのままで男がピストン運動するでは、女のカラダが動いてしまう。だから、男は下になった腕で、女の胸を抱き支える。

 抱き支えれば、しぜんのうちに男の手の平が、女のちぶさに当たることになる。

 そして、その体制で男が腰を動かせば、しぜんのうちに男の手が、女のちぶさを揉むことになる。

 男が腰を動かして、女のちぶさを揉めば、女は、あたかも水面に浮いたボートのように、あえいで揺れることになる。

 そもそも、浮き橋というのは、脚を固定することなく両端をつなぎ、水面にうかせた橋のことで、つまりは、一時しのぎの橋なのである。

 男の膝に女の腰が支えられ、そして男の腕に女の胸が支えられる――と、二点を男に支えられた不安定な状態で、女のカラダがゆらゆら揺れる。そして、このスタイルはあくまで一時しのぎの遊びにすぎず、ほんとうにいくなら体位を変えねばならないだろう。Img_4566_1

 しぜんな流れのうちに、女を官能させることができる、そういう意味で完璧なスタイルであり、また、名前と内容の合致においても完璧なのだ。

 一時しのぎの遊びのスタイルで、この完璧さである。日本人が、いかに凝り性なのか、あらためて感心するものである。 

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『四十八』手・大研究 其の十四『女を新鮮な刺激で泣かせる横笛』

 これまで『本手』について述べてきた(本手は、現代で言うところの正常・位である)

 今回からは、側位と呼ばれる、横向きのスタイルをお話したいと思う。ブログ発の本『トゥルーSeX』

 女も男もカラダを横にして、向き合って交合するスタイルをまとめて側位という。

 側位の中でも、女が両脚を男の腰に巻きつけるのが、横笛である。

 横になるから、それで単純に『横笛』という名前がついたわけではないだろう。

 女の片脚が、男のカラダの下敷きになるため、男が上下運動をするのでは、女の脚を痛めてしまう、だから、男は腰を前後に動かして、刺激するしかなくなる。

 よって、男の一物は、横笛を吹くがごとくに、ヴァギナの中を横に往復するわけである。

 女にとって密着度は深く、また、脚を男の腰に巻きつけるので、奥を刺激されることになる。刺激は強く、笛を吹くかのごとく、喘ぎ声、鳴き声の連発になるだろう。

 女は、ワンパターンが苦手。なぜなら、女は射精するわけではなく、交合で必ずオルガスムスに達するわけではないのだ。

 せめて、抱き合うスタイルに変化があれば、いつもにない刺激を楽しむことができるのだ。

 前でもない後ろでもない、立ってもいない。側位は、意外に新鮮、女を大いに悦ばせることができるのである。

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