『四十八』手・大研究 其の十三『快感の泥沼にはまる・しがらみ』
先に登場した空竹割りでは、女が太腿を閉じ、そこに男が力づくで“割り込む”ように挿入する。太腿を閉じたままという点では、『しがらみ』は、空竹割りに近い。
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上から下まで、べったり絡み合う、それが『しがらみ』というスタイルである。
このスタイルでは、男が脚を絡めれば絡めるほど、女の太腿はピタリと閉じる。
太腿を閉じれば閉じるほど、女はヴァギナも締まり、なおいっそう深く官能することになる。そして、ヴァギナが締まって女が官能すれば、男自身も締め付けがきつくなる。男は、いきそうになるのに堪えながら、脚を絡ませ続けなければならない。
男が脚を絡ませることで、女が締まり、そして男も締め上げられる……と連鎖反応を起こすのがこのスタイルなのだ。
まさに、『しがらみ』なのだ。切ろうしても切ることができない、快感の連鎖反応なのだ。
男の情と女の情が絡み合い、もっともっとと、快感の泥沼にはまってゆくスタイルだ。
人情とか、愛情とか、近頃は『情(なさけ)』のつく言葉が、死語になっているようでならない。とくにネット上での交際に欠けているのは、『情』なのだ。ネットで愛を見つけても、見せ掛けの『愛』であることが多く、そこに『愛情』はないように感じる。
脱線するが……世の中を騒がせているネット予告型の殺傷事件など、犯罪を起こすのは人格的責任が大きいのであるが、もし、職場やネットに少しながらの『情』があれば、もっと、ましな状況になったのではないか……『情』を切り捨てて、利益だけを追求する雇用制度、そして孤独で内向きのネット世界にも一因があるのではないか?
まァ、そんな世の中だからこそ、ぜひ、試していただきたい、伝統の技、それが『しがらみ』である。
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