「女らしさの解剖学」女をハダカにしてみたら? 其の三十『女らしさが邪魔するオルガスムス』
その女は『女らしく』可愛くありたいと思った。そして男に愛されたいと思った。(ブログ発の本!『トゥルーSeX』)
だから、ベッドの上でも、ほんとうに女らしく、可愛く振舞った。されるままになって、お人形さんのように、カラダをまかせた。
それが愛される最高の術(すべ)だと思ったから、それで「可愛い」と言ってもらえると思ったから、だから、気持悪くても、言われるままにフェラチオもしたし、いきなり指で中をかき混ぜ<られて痛くても、我慢して「気持いい」と声を出した。乱暴にちくびを噛まれて、飛び上がりそうにヒリヒリしても、悶えてみせて、ごまかした。
男は挿入すると、「これがGスポットだ、感じるだろ?」と言って、ガンガン腰を動かした。でも、ホントはぜんぜん感じてなくて、ただガンガン突いてくるから、それがなんとなく、いやらしい感じがして「あ~イク!」と言ったとたんに、男がいってしまった。
すべてが終わって男はこう言った。「おまえ、ホントに感じてたのか?」
女が何も答えられずにいると、男は「あれくらい頑張ったら、普通の女なら、潮を吹いて、ヒィヒィいいそうなものだ……おまえって、マグロで、不感症みたいな女だな」
女は、男の言葉に内心ぶちきれた。でも、女らしくありたいと思ったし、やっぱり自分って不感症なのかもしれないと思ったから、ただ唇をかみ締めた。そして、こんなことなら、もう『男に愛されたい』と期待するのをやめようと思った。
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ベッドの上では、それが障害になって、男との距離を遠くすることもあるのだ。
女は教育されて始めて女らしさを身に着けるのだ。
では、教育されなかったら?
おそらくベッドの上で、メス猫のように、本能のままに男を誘導し、もっともっとと、愛欲を求めるのだろう。
男は、ベッドの上では、メス猫のように本能むき出しに、悶(もだ)え悦ぶ女を好むのだ。視覚で、大きく欲情する人間のオスだから、なおさら、野獣のように貪欲で、みだらなメスの姿を望んでいるのだ。
女は女らしいのがいい。それは確かであるのだが、でも、ベッドの上は、治外法権。常識も社会通念もない無法地帯、それがベッドの上であることを女は知るべきなのだ。
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