るりはの艶めく写真アルバム『たゆら』 ページ1――かげろう
『たゆら』とは、水が一杯になっている様。あふれそうで、でも、あふれないで、水面がゆらいでいる様。(ブログ発の本!『トゥルーSeX』)
こぼれそうで、こぼれないでいる水面のように、心がいっぱいになるときがある。
自分のカラダが、レンズを通過して、光と影になるとき、心が弾んではち切れそうになる。
そうして写真に刻み込まれたそのとき、光と陰は永遠のものになる。
そうして出来上がった写真に、そのとき思った心を書き添えてみよう……ふと、そう閃いた。
写真アルバム ページ1――『かげろう』
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後半ここから↓
蜻蛉(かげろう)になったのかと思った。
薄い絹の着物が、肌に触れるとはなしに触れた。
くすぐったくて、思わず着物を肌から離した。とたんに、絹布は光を含んで透明になった。
カラダが光をまとっていた。
心が透かされないうちに、儚(はかな)く消えてしまわないうちに、その一瞬を写真に刻み込んだ。
蜻蛉のように儚く消えてしまわないうちに――
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