「女らしさの解剖学」女をハダカにしてみたら? 其の二十七『化粧する女たち』
女は素顔になるのをためらった。
スッピンの自分を見て、彼がなんて言うか……失望させるようで怖かった。だから、ベッドインしても、ぜったい化粧を落とさずにいようと思った。(ブログ発の本!『トゥルーSeX』)
そう決心して、約束の時間まで、丁寧に化粧をした。
とくに目の化粧に時間を割いた。大きくぱっちりした目に見せたくて、マスカラを何度も塗って、アイラインも丁寧に描いた。そしてアイシャドーを濃厚につけた。
そして女は、今の彼と初めてホテルに行った。
男はホテルに入るなりに、部屋を暗くして、それから女をベッドに倒した。そして、せっかちに女を抱いて、さっさといってしまった。
女は寂しくて、もういちど欲しかったから……男のカラダに絡みついた。
すると男はベッドサイドのライトを付けて、こう言った。「やるときくらいは、その厚化粧なんとかならないのか?」
女はむっとして、言葉を返した。「あなたにキレイって言われたくて、それで念入りにお化粧してきたのよ!」
男はため息まじりにささやいた。「チッ、いいさ……部屋を暗くすれば、俺の息子も文句は言わねぇ……」
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