SeXの正道――日本最古の性典『医心方』大研究・其の二十五『体位二・虎歩』
奥義としての九つの体位『九法』の、二つめは『虎歩』(こほ)です。女がリードする愛し方『猫(マオ)セックス』
九法には、動物の形態を真似た名前が付けられていますが、今回は『虎歩』つまり、虎の歩き方ということですが、これは男性の形であって、体位的には「バック」ということです。
バックは、四足の哺乳動物に共通の体位ですから、もっとも野性的、本能的な体位ということになるでしょうか。
ここでも、単なる快楽のためではなく、健康であるための秘技として解説されています。とはいえ、これら九つの体位については、男性主体、男性の快感と健康を軸にしているように読めます。
さて、虎歩の具体的説明です。
女を伏せて、尻を高く仰がせます。
女は顔を伏せて、男は女の後ろに跪(ひざまず)きます。そうして女の腹を抱くようにして、挿入します。
ヴァギナの中心部まで深く突き刺すようにして、できるだけ膣とペニスが密着するようにします。
深く入れては浅くするを五八回行えば、自然にオルガスムスに到達するでしょう。
この深く浅くですが、原書では「進退相せまり」と表現されています。男性目線でペニスの動きを表現すれば、たしかに「進めて退く」となるのでしょう。
なお、医心方の基本理念からして、この進退がけっして「激しくて速いのがいい」と云っているわけではないのです。
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